日本テレビ系日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』がとうとう最終回を迎えました。
皆さんはご覧になりましたか?
2023年3月12日に最終回が放送された際にはTwitterが大変盛り上がり、なんと『ブラッシュアップライフ』が日本&世界のトレンド1位を飾りました!
『ブラッシュアップライフ』は平成時代に子供時代を過ごした人にとっては胸がきゅっとなるようなストーリーでしたよね。
等身大の30代女性を描いたバカリズムさん(脚本)とそれを見事に演じきった俳優さんたち。
本当に素敵なドラマだったので、未視聴の方はぜひご覧になってくださいね。
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平凡な33歳女性の転生物語!果たして友人を救えるのか
『ブラッシュアップライフ』の物語は麻美(安藤サクラ)の事故死から幕を開けます。
実家で両親と暮らしながら市役所で日々業務に励む主人公の麻美は、可もなく不可もない、いたって平凡な人生を送るどこにでもいるアラサー女性でした。
しかし物語開始早々、なんと友人たちとのカラオケ帰りに自動車と接触して事故死してしまうんです。
死亡した直後、真っ白な部屋の真ん中にポツンと立つ麻美は、バカリズムさん演じる死後案内人に「オオアリクイとして転生するかこれまでの人生をやり直すか」の究極の2択を迫られ、人生を赤ちゃんからやり直すことにしました。
最初は「徳」を積んで人間に生まれ変わりたいと願う麻美でしたが、物語がクライマックスに進むにつれて転生する目的が変化し、激熱展開になりましたよね!
どこにでもいる平凡な女性が突然「タイムリーパー」になり、友人たちの命を救うために試行錯誤する姿はとってもかっこよかったです。
ところで安藤サクラさんや他の主役級の俳優に注目が集まる『ブラッシュアップライフ』ですが、脇役やちょい役たちの個性が非常に魅力的でしたよね。
たとえば、麻美が何度人生をやり直しても毎回レミオロメンの「粉雪」を熱唱する加藤や、麻美の市役所時代の後輩である河口さん、麻美と宇野真理ちゃんに無意識に「人生周回マウント」をとってしまった高城などなど…。
挙げればきりがありませんが、今回は、『ブラッシュアップライフ』を彩った脇役たちの一人である「福ちゃん」について焦点をあててみました。
福ちゃんは麻美の小・中学校時代の同級生で歌が下手!
福ちゃんこと福田俊介(染谷将太)は麻美の小・中学校時代の同級生で、現在は地元のラウンドワンで従業員として働いています。
ミュージシャンになるという夢を追い続けていますがまだ叶っておらず、そのせいなのかどこかもの悲しさを感じさせる男性です。
1話で店員として麻美、なっち、みーぽんと再会したときの福ちゃんは、大盛のフライドポテトをサービスしてくるような優しい男性です。
また、6話で麻美がテレビ局のプロデューサーに上り詰めた時には自身のオリジナル楽曲を携えて「営業」にやってくるなど大胆な一面もあります。
その時福ちゃんが持ってきたオリジナル楽曲「アイラブユーが世界を救う」ですが、歌詞が微妙にダサい上に福ちゃんの歌唱力もいまいち。
ちょうど東京にやってきていたなっち(夏帆)とみーぽん(木南晴夏)とともに福ちゃんから渡されたCDを聞いた麻美ですが、あまりのダサさに一同無言になってしまいました。
福ちゃんの成れの果て
福ちゃんは「しーちゃん」と結婚し、周囲の人に持て囃されてミュージシャンを目指しますが、なかなか売れません。
そんな福ちゃんに愛想をつかした「しーちゃん」は離婚を選び、福ちゃんはアルバイトをしながら一人寂しくミュージシャンを目指し続けることになりました。
しかし、間もなく同じ職場のとある女性とデキ婚をして一児を授かり、なんだかんだいって幸せそうなパパになりました。
麻美は転生当初、福ちゃんにミュージシャンをやめるように助言するべきかどうか葛藤していましたよね。
「ミュージシャンを目指して30代突入→しーちゃんと離婚→未だにアルバイト」という福ちゃんの成れの果てを前回の人生を通して知っていたからです。
しかしここで助言をしてしまうとデキ婚が回避され、福ちゃんが子どもの父親になることはありません。
麻美はよくよく考えて、福ちゃんへの助言をしないことにしました。
染谷将太「かつて自分も福ちゃんみたいだった」
福ちゃんを演じた染谷将太さんは、福ちゃんは自身に重なるところがあるキャラクターであるとインタビューで話しています。
福ちゃんの「何も特別な能力がないし、何かに秀でていたり特技があるわけではない」という面に共感し、「ちょっと惜しいが憎めないキャラクター」であると評価しています。
福ちゃんは「ミュージシャンになりたい」という夢を30代になってからも追い続け、未だにアルバイトをしながら生計を立てているうだつが上がらない男性です。
しかし、麻美、なっち、みーぽんが来店した際にはフライドポテトやドリンクをサービスしていて、優しい性格の持ち主であることが伺えますよね。
まとめ
今回は『ブラッシュアップライフ』に登場した麻美の同級生、福ちゃん(染谷将太)について取り上げました。
麻美たちにフライドポテトや飲み物をサービスしてくれるラウンドワン従業員福ちゃんこと福田俊介は、
- 歌唱力が低いのにミュージシャン志望
- オリジナル楽曲の歌詞がダサい
- テレビ局に勤めた麻美に営業をかけるなど大胆さもある
- 駅前で路上ライブを敢行(警察に怒られる)
- 愛らしくて優しい人柄
であることをお伝えしました。また福ちゃんを演じた染谷将太は
- 福ちゃんは自分と似ているところがある
- 福ちゃんはちょっと惜しいが憎めない
とインタビューで答えています。
『ブラッシュアップライフ』は名脇役に支えられた物語といっても過言ではありません。
麻美が人生を何周しても福ちゃんの「ミュージシャンになる」という夢は叶いませんでしたが、その人柄のあたたかさやひたむきさが色あせることは決してありませんでした。
『ブラッシュアップライフ』は現在Huluで独占配信中のため、麻美たちが迎える結末が気になる人はぜひご覧くださいね!