神奈川県で最も大きいホールである横浜アリーナ。
通称「横アリ」として、大規模ツアーの際には武道館や埼玉アリーナとともにこれまで数多くのアーティスト達を迎えてきました。
多くのアーティストやファンに愛され続ける横浜アリーナですが、実は座席の呼び方がほかの会場とは違うなど、初めて訪れる人にとっては少々混乱しやすい会場でもあるんです。
チケットを発行して「アリーナ席に当たった」と喜んでいたのに、いざ横浜アリーナに足を踏み入れてみると他の会場のスタンド席にあたる場所で、がっくり肩を落としてしまったなんて人もいらっしゃるようです。
ということで、今回は横浜アリーナの各座席からの見え方をご紹介しますね!
横浜アリーナには5種類の座席のタイプがあって、それぞれ「センター席」「アリーナ席」「スイート・ボックス」「スタンド席」「立見スペース」と呼ばれています。
それぞれの座席によってステージの見やすさや楽しみ方、注意する点が異なりますので、1つずつ確認していきましょう!
ライブでは遠くの座席からでも楽しめるよう双眼鏡の持参がおすすめです。
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横浜アリーナ座席表「センター席」からの見え方と座席表!
横浜アリーナ。
センター席前方、センター席後方、アリーナ席、スタンド席。
会場が広いから座席によって見え方がだいぶ変わる。座席選びは重要です。#プロレスの会場 pic.twitter.com/LY3zjX5ZY4
— ジンギス・カン (@orange2014b) January 8, 2023
横浜アリーナの「センター席」は1階のステージと同じフロアにある座席で、この席ではステージを正面から見ることができます。
一般のコンサートホール会場では「アリーナ席」と呼ばれる場所ですが、横浜アリーナではここを「センター席」と呼びます。
他の座席に比べてステージが近いことが特徴的で、アーティストの存在感と四方八方から集まる熱気を全身で味わうことができます。
床に段差がない場所ゆえにセンター席後方ではパフォーマンスが見えづらくなってしまうことがあります。
Aパターン
Bパターン
中央パターン
赤で示した部分はセンター席であってもステージが見えにくいためご注意ください。
横浜アリーナ座席表「アリーナ席」からの見え方
通常「アリーナ」と言えばステージの真正面を指しますが、横浜アリーナの場合はセンター席をぐるりと囲み、1階から2階にかけて階段状に22列配置された座席のことを言います。
つまり横浜アリーナのアリーナ席とは、一般のコンサートホール会場での「1階スタンド席」と呼ばれる部分なんですね。
横浜アリーナのアリーナ席はA・B・C・D・E・Fの6つのブロックから構成されていて、センター席への通路があるため各ブロック間を移動できない構造になっております。
またアリーナAとアリーナDは12列目の位置が通路になっており、それ以外のブロックは11列目にあたる部分が通路になっています。
観覧中に前を横切られるのが嫌な人は、ここら辺の列に座ると気が散ってステージに集中しづらくなるかもしれません。
段差がある座席のため、とても見晴らしが良いです。
ただ、アリーナAとアリーナDは前方5列目までの高さとセンター席の高さがほぼ等しいため、うまくステージが見えないと言った声が散見されます。
またいわゆるバックステージと言われるアリーナEとアリーナFはアーティストを間近で見られる席ですが、演出を横や後ろから見る形となるためセンター席やアリーナ席の他の席のような楽しみ方はかなり難しいです。
ステージの演出効果が届きにくい席でもあるため、アリーナEとアリーナFは開放されないことが多いそうです。
ステージとの距離感はセンター席と比べるとやや遠いため、特にアリーナ席後方のチケットに当選した方は双眼鏡を持参なさると良いでしょう。
↑よく使用されるAパターンの場合、赤で示した部分がアリーナ席のうちステージが見えづらい部分になります。
横浜アリーナ座席表「立見スペース」からの見え方
横アリの立ち見ってこんな感じよ。EXOの時のだけどご参考までに。ドリショも立ち見があると聞きましたので!! pic.twitter.com/cOjDIBDxZc
— 𝙅𝙃_𝙥𝙚𝙖𝙘𝙝¹²⁷ (@jaehyun_9797) October 13, 2022
「立見スペース」はアリーナ席のすぐ後ろにある2階の固定通路部分にあります。
立って見るスペースのため座席はありません。
アリーナ席最後列の席と立見スペースの間には段差がないため、場合によっては立見スペースからステージが見えないことがあります。
また、立見スペースで観覧する場合は、かなりの体力を消耗します。
座席ではないため観客同士の距離が近づきやすく、密集した空間になりやすい点をご留意ください。
横浜アリーナは折り畳み椅子などの持ち込みは基本的には許可しておらず、実際に立見スペースを利用した人の中には「熱中症のようになった」とぐったりする人も多いため、事前の入念な準備がある程度必要なスペースと言えますね。
密集した空間では人酔いしやすくなるので、酔い止めや小さな保冷剤を携帯しておくといざとなった時に安心です。
また、履いている靴によって疲労の度合いが異なるため運動靴などをご用意いただくと少しだけ快適になります。
横浜アリーナ「スタンド席」からの見え方
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横浜アリーナのスタンド席のイスの張地部分は、横浜の海をモチーフに波の模様がデザインされています。https://t.co/asWdCh9wJr pic.twitter.com/JPTACEFIph
— コトブキシーティング【公式】 (@kotobukiseating) February 5, 2019
横浜アリーナのスタンド席。いわゆる2階スタンド席です。
ここも1列ごとに段差が付いているので見やすいです。ただし、リングまでの距離は少しあります。
ビジョンを活用しながらの試合観戦になるでしょう。 pic.twitter.com/RHbKSYb4JE
— ジンギス・カン (@orange2014b) January 21, 2023
「スタンド席」は3階から4階へ向かって階段状に10列配置された座席で、東・西・南・北の4つのブロックで構成されています。
また、5列目と6列目の間には通路があります。
スタンド席はステージから最も距離のある席なので双眼鏡が必須ですが、その分会場全体を見渡しながらパフォーマンスを楽しむことができます。
またスタンド席は階段状になっているため、前の人の頭に邪魔されることなくステージを楽しむことができます。
横浜アリーナ「スイート・ボックス」からの見え方
「スイート・ボックス」はアリーナ席Aブロックの上方に位置したバルコニー付きの個室で、応接とテレビが用意されています。
南スタンドと西スタンドに挟まれた位置にありますが、VIP席のため普通のライブで解放されることはめったにありません。
ボックス室が8室、さらにワンランク上のスイート室が2室あり、どちらも快適にライブを楽しむことができます。
特にスイート室にはフランスのオペラ座で導入されたこともあるキネット・ギャレー・ルネッサンス社(フランス)製の観覧席が採用されていて、ゆったりとした上質な時間を過ごせます。
まとめ
今回は「横浜アリーナの座席別に見たステージの見え方は?センター席からスイート・ボックスまで!」と題してお送りいたしました。
センター席は1階にあり、ステージに近いため臨場感がある。しかし段差がないフロアのため後方に行くほどステージが見えにくくなる場合があります。
アリーナ席はセンター席を囲んでおり、1階から2階にかけて階段状になっています。前方5列目まではセンター席最後列とほぼ同じ高さのため、ステージが見えにくいことも。
立見スペースはアリーナ席とスタンド席の間の固定通路スペースにあります。
アリーナ席最後列と立見スペースの段差がほぼないため、ステージがうまく見えないことがあり、他の席にスペースに比べて人が密集しやすいです。
スタンド席は3階から4階に向かって階段状に伸びる座席で見晴らしが非常に良く、双眼鏡を使用することで会場全体の一体感を楽しむことができます。
スイート・ボックスはあまり使用されない特上の座席です。
ボックス室とさらに上位のスイート室が用意されていて、スイート室にはオペラ座でも導入されたことのあるシートが設置されており贅沢にくつろぐことができます。
ライブでは遠くの座席からでも楽しめるよう双眼鏡の持参がおすすめです。